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五十肩による鍼灸治療 2019年10月06日

五十肩は癒着性肩関節包炎、肩関節周囲炎などと呼ばれる。肩関節包滑膜に慢性炎症が起こり、腋窩部で癒着して滑膜腔が狭くなるため肩甲上腕関節の運動制限を生ずる、症状としては①肩甲部の疼痛。徐徐に肩甲ぶに疼痛を生じ、前腕、手、頚部へ放散する。寒冷時や夜間に強い。

 ②肩関節の運動制限。あらゆる方向に制限される。そのため帯を結ぶのが困難となり、疼痛を生ずる。この動作は自動にも他動にも制限される。

 ③肩甲帯筋の萎縮。疼痛のため廃用性萎縮に陥りやすい。また、骨萎縮が大結節部にみられる。

 X線検査に見られるのは関節造影により関節包、ことに腋窩部での縮小が著しい。

西洋医学治療は、安静、鎮痛剤、温熱療法しかない。予後は1年間かかるという。

 東洋医学では、風寒湿の外邪が虚に乗じて肩部に侵入し、経絡気血の流れが悪くなると起こる。

  分類としては①経絡型:これは経絡の気血の流れは悪くなり、気滞血於となり起こる。症状は肩関節周囲が痛い、内旋と外転を運動制限、血於のため夜間痛著明になる。

 ②経筋型:これは気滞血於のために経筋の栄養が悪くなり、運動制限を主とする。

運動制限が主であり、結帯動作や結髪動作がすべて制限をうける、長期化して肩部の筋肉の萎縮が起こるものもある。

  治療としては主として経絡の通りを改善、気血の運行を促す。電気針、お灸、吸い玉などを併用する。今までの治療経験は、発病したら一周間以内に鍼灸治療開始すると、1~2月間治癒可能です、治療時期は早ければ早くほど、治愈時間がぜんぜん違います。治療した52歳男性は、左肩が痛くて運動制限され、上挙角度がただ90度ぐらい、夜間痛もひどいで、夜が眠れないです、当日電気針治療二十分後、上挙150度ぐらいなります、一週間治療して夜間痛が止めました、今は肩関節が運動制限がほとんどなくなりました、夜も楽々にねれました。

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