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2009年3月|ホームドクター|元中国軍医が日本で鍼灸院を開院、札幌で本場の治療を実現する

更新日:2021年9月11日


心の病気や更年期障害にもめざましい成果が現れる

 2006年6月に開院した中国鍼灸院の劉化捷(リュウカショウ)院長は、中国人民解放軍の軍医だった。いわゆるエリート階級だったのだが、奥さんの母親が中国残留孤児のため、日本に帰国することになり、院長自身も1998年から日本で暮らすことになった。日本では中国の医師免許は使えないため、鍼灸師として免許を取得。中国人軍医の肩書を持つユニークな鍼灸師の誕生となった。

 中国ではない開始だった時にも鍼灸治療で疾患に対応。特に老年性の病気、消化器系疾患などの臨床経験を積んでいた。もちろん日本ではそうした行為はできないが、中国での医師としての経験と知識を活用し、鍼灸治療にも役立てている。

 鍼灸治療は、ぎっくり腰、神経痛、五十肩などの病気に短期で対応できるのが特徴。しかも、心の病気、更年期障害、女性系疾患にもめざましい成果が出ることが臨床で証明されている。「開院してからうつ病の十数人が元気になり職場に戻りました」と語る。

 あまり知られていないがWHO(世界保健機関)が鍼灸治療の有用性を認めた病気は次の通り。

 脳卒中後遺症、偏頭痛、頭痛、顔面神経麻痺、各種神経痛、末梢神経疾患、胃炎、腸炎、胃下垂、胃酸過多、食道噴門痙攣、横隔膜痙攣、十二指腸潰瘍、便秘、下痢、麻痺性イレウス、腰痛、頸腕症候群、肩関節周囲炎、五十肩、ニス肘、各関節症、慢性関節リウマチ、頸椎捻挫後遺症、感冒、気管支喘息、夜尿症、小児喘息、急性結膜炎、中心性網膜炎、鼻炎、副鼻腔炎、扁桃炎。

 初診料2000円、治療費3000円より。医師の同意書をもらうなど、条件が整えば健康保険の対象となる。詳しくは相談を。

 劉化捷院長の経歴は以下の通り。87年中国第二軍医大学南京医学院卒業、医師資格を取得。98年内科医師を退職、来日。01年北海道鍼灸専門学校入学。04年同校卒業、日本鍼灸師会資格取得。06年6月中国鍼灸院を開院。

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