帯状疱疹は水痘・帯状疱疹(すいとう・たいじょうほうしん)ウイルスによって起こります。多くの場合は一本の神経に沿って出ますので、左右のどちらか一方に水ぶくれが集まってできます。全身どこにでも出ます。50歳代から70歳代に多いですが、何歳の方でもなる可能性はあります。
赤い斑点があらわれる数日前から1週間ほど前に、痛みや違和感、かゆみなどが出ることがありますが、皮膚の症状が先に出る場合もあります。痛みの程度やどのくらいの期間痛みが続くかは個人差が大きいですが、痛みが最も強く出るのは発症から2週間位までのことが多いです。皮膚症状が治ったあとも、痛みが長く続くことがあります。その痛みは帯状疱疹後神経痛とよばれ、数ヶ月から数年(まれに数十年)後遺症として残ることがあります。若い方は帯状疱疹後神経痛が残ることは少ないですが、ご高齢の方のほうが帯状疱疹後神経痛を発症される可能性は高くなります。
65歳の女性患者さんは9月3日に右側額部に帯状疱疹になり、痛みが出ました、病院で鎮痛剤と塗り薬がしましたが、効果があまりないでした、右額部がピリピリ痛くて痛くて、つらい毎日でした。10月23日から本院で治療が始まりました、今日は5回目です。患者さんは診療室に入りましたら『先生、痛みが大変よくなりました、夜もきちんと寝れるし、嬉しいです。そんな早く良くなるのが信じられないです、ありがとうございます。』と言われました。
帯状疱疹の後遺症という神経痛はすごく辛くて頑固な痛みです、治療は、早ければ早いほど、効果が全然違うです。早目に治療するように勧めます。
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