慢性関節リウマチというのは、関節とその周囲軟部組織の疼痛を伴う、結合組織の炎症性疾患である。
主な特徴として朝の手足のこわばり(朝の起床時に関節が痛んでこわばり、手指がはれぼったく動かしにくくなる)が見られる。
肘,膝、手関節、足首に多発し、熱や痛みと共に関節が腫れるなどして次第に運動障害を伴うようになってくる。進行すると関節の骨と骨が愈着したり変形して動かせなくなる。
検査では慢性リウマチ定型のX線像、凝集反応の陽性、血沈の亢進などの現象が現れます、原因は不明で免疫異常の関与が大きいのではと考えられている。
東洋医学では、慢性リウマチは「痺症」に属している。症状によって「行痺」、「着痺」、「熱痺」で分類されます。原因は風、湿、寒の邪が合弁して経絡を冒していると考えられます。
慢性関節リウマチは世界の難病で、特効の治療法はほとんど確立されておらず、普通は対症的に治療をするしかない。
鍼灸では主として経絡がスムーズに流れるよう”通則不痛”を目的とした治療を行う。これにより、血液やリンパ液の循環が良くなり、腫脹が消退、痛みの軽減、強直と変性が抑制されるのである
関節リウマチ診断された20年、腰痛、腰椎3,4番変形、両膝、両手首、足首腫脹変形で苦しんできた50代の女性は、2年前から針灸治療を受け、今では痛さは大変軽減、関節の腫れもなくなりました。
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