中国鍼灸院治療記
昨年6月のことでした。胸が突然苦しくなり、近くの内科病院で行き、そこで心電図を計る脈がひどく乱れており「心筋梗塞の疑いがあります、すぐに専門の病に。。。」
となり、循環器の病院に緊急搬送。すぐに入院手続きがとられカテーテルによる心臓の血管検査が行われました。
結果、幸いにも心筋梗塞ではなく、自律神経の失調による胸痛との診断。他に逆流性食道炎の恐れもあることから胃カメラの検査も受け、とりあえず一泊して退院。
大きな疾患は免れたと安心したのですが、翌日から不調が始まりました。毎朝、胸痛が苦しく、とりあえず処方の精神安定剤を服用し痛みを紛らわしますが安定剤の逆効果により日中はずっと寝てしまうこととなりました。無記力、無行動の生活が1カ月くらい続きました。
そんなある日、主人が中国鍼灸院劉先生のことを教えてくれ、いろいろな病気治療の中でも心身症の病気に中国鍼が効果的であるとのこと。
毎日の辛さから逃れられる期待はありましたが中国鍼は初めてのことであり、しかも精神的にも相当に落ち込んであり、半信半疑で治療を受けることとなりました。
初診は9月の中旬。劉先生からは「大丈夫、良くなるよ」とのことで、その言葉を信用し2日1回のペースで通い始まりました。1ヶ月が経過し、寝てばかりの生活から少し起きて日常の生活ができ、始め安定剤も半分でよいのでは、とのこと。
体調は行きつ戻りつでしたが確実に上向き。通院回数も3日に1回のペースとなり、12月になり通い始めて3ヶ月が経過し安定剤の服用もほぼやめられるようになりました。
気がつくと、全部ではありませんが、日常の生活も取り戻しており、長いようで短かった治療の日々を思い出すとともにあのタイミングで治療を受けることができたことに感謝しております。
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